【ことわざひもとき.1】三人寄れば文殊の知恵

■ ことわざひもとき

「三人寄れば文殊の知恵」

三人寄ればといのは三人集まること。

文殊の知恵というのは文殊菩薩の知恵ということ。

【意味】

どんな凡人であっても三人集まって相談しながら考えれば、「智慧」をつかさどる文殊菩薩ほどの知恵が出てくるものだということ。

なんでも一人でやろうとして考えも、これといったいい案は浮かぶものでもなく時間だけが過ぎてしまい生産的なものにはなりませんが、そこに三人の人が集まって、いろいろと話をしながら、知恵をしぼれば、自分では思いつかないような、知恵が出てくることもありますし、そこからまたヒントを得ていい考えが出るものです。

しかし、その集まった三人から出たそれぞれの案をまとめる役がいませんと、実際にすべてを実行するにも大変な労力と時間がかかりますから、実際にはもう一人取りまとめができる重点となり求心力のある人が必要なのですよね!

三人寄れば文殊の知恵

これには四人目の重点役がいることが絶対条件なのです。

戦国時代、毛利元就は、自分の三人の息子達に「一本の矢ならすぐに折れるが、三本ならなかなか折れない。お前たち兄弟も三人で協力しあいながら、力を合わせて戦うことで、自分の国を守ることができるのだ!」と教えましたが、三矢の教訓から見ますと、そういう考え方に導いたのは、この三兄弟の父である毛利元就であり、凡人を三人集めただけでは、文殊の知恵にはならず、まずはお互いがお互いを尊重しながらも三人のいいところを抜き出して新たな第四の策を作り上げられるように教育する人がいませんとこのことわざも成り立たないことをよく理解しなければなりませんね!