【ことわざひもとき.11】歳月人を待たず

■ 歳月人を待たず

この「歳月人を待たず」とは、陶潜の雑詩の中に出てくる言葉が語源とされていますが、時間や年月は、人の都合などとは関係なく刻々と過ぎ去るものであり、とどまらないもので人を待ってはくれないことから、人はあっという間に老いてしまうものであるから、二度と戻らぬ時間を無駄にすることなく努力に励むべきだという戒めの意味になります。

▪️歳月人を待たずというから、好きでもない男性といつまでも一緒にいるとあっという間に年を取ってしまう。

▪️歳月人を待たずで、目標のないまま仕事を続けていたらもう定年を迎える年になってしまった。

こんな使い方になりますが、時は人の都合などおかまいなしに過ぎていくものだということで、直接的には、割と言葉そのままですが、つきつめると、今をどうやって過ごし、人に尽くして行くか?そのようなことを考えさせられるなかなか奥が深いことわざです。

iPhoneなどで有名なアップル社の創業者、スティーブ・ジョブズも「今日が人生最後の日と思って過ごせ」というようなことを言っておりました。

歳月人を待たずも、あれをしなければ!これをやらなきゃ!という何かに追いたてられるような意味ではなく、限られた時間をどう過ごすか? 自分にとって一番大事なことは何か? というところまで考えると、興味がつきないことわざに感じます。皆さんは、どのように受け止められますでしょうか?… 人生は限りのあるものだからこそ、最大の資源である時間を大切な方々に使うという尊さも感じられます。

多くの事を成し遂げ
価値ある目標を達成し
人を愛し、人に愛され
健康で楽しい日々を送り
自分自身と周りの人を幸せに
すること…

そんな豊かさを感じられる時間を人生の中で費やして行きたいと思います。