【Yさんの闘病記 2】検査結果 涙 生きるための力を

平成30年2月9日

主人が休みを取って近くの大きな「o病院」へ。主人のお義父さんも10年前に私が受診したI病院で癌が見付かり、O病院へ紹介されて癌の治療を受けた。不思議なことに、私も同じ流れでO病院を受診することに。この日は検査の日程等を決めて帰ることに。

「今まで自分がやってきたことはなんだったんだろう、辛くて苦しかったこと、一生懸命取り組んできたこと、自分の人生は何だったんだろう、全部間違っていたのだろうか?今回こんなことになったのは何か罰だろうか?なんでこんなことになったのだろう?」と落ち込む。
子供達のお世話をすることができず、妹が手伝いに来てくれる。妹が見てくれているのを見て、一層自責の念が強くなる。「こんな無駄な時間を過ごしていいのだろうか?」「子供のお世話もできないダメな母親だからこんなことになってしまったのだろうか?」

最初に受診したI病院から電話がかかってきて、「検査の結果が来たけどどうしますか?」と聞かれるが、何のことかわからない。別の方が出て、「追加の検査の結果はどうされますか?」と聞かれる。8日に医師と話をした時に、追加の検査で依頼した分はO病院に直接送ると話をしていた。どうやらその結果のことのようでその旨を伝える。少しお待ちくださいと言われ、「O病院に送るのでいいです」と一方的に電話を切られる。あまりに無神経な対応に腹が立つ。間違えて電話をかけてしまったのなら、「ごめんなさい」と言えばいいのに!と怒りがこみ上げる。妹が話を聞いてくれて少し落ち着く。「冷静にクレーム言おうか?」と言われ、それはやめておくれと言う。主人も妹も私が傷ついたことにとても腹を立ててくれて、その気持ちはとてもうれしいのだか、言い返したり、やり返すのはやめて欲しいと思う。

お世話になっているNSさんから、主人のところにLINEが・・私がどんな様子なのかと尋ねるLINEだったよう。「私の大切な子だから、ヒロ君お願いね。今すぐ行って一度涙が枯れるまで泣かせてあげたい。」そう書いてあると主人が教えてくれた。いつか私も同じように悲しみを抱える人に出会ったら、こういってあげよう、そして一緒に泣こう、そう思った。

少ししてNSさんが電話をくださった。「めげそうになっていたタイミングだったけど、ここでめげたら、NSさんに叱られると思った」そう言うと「当たり前でしょ?」と言われる。NSさんがずっと背中で見せ、私に教えてくれていたことだった。「辛くて悲しい時、悲劇のヒロインにならないこと。いっぱい泣いて泣いて泣いたら、前を向いて自分の足で歩くこと」を。
「将来出版するかも?NPOを立ち上げるかも?支援団体をするかも?何になるかわからないけど、事細かに書いておくと良いよ、何をするにしても、これから起こるすべてを吸収して、この経験を糧に、すべてを自分の糧にしなさい」そんな言葉を頂いた。NSさんとお話して、気持ちが随分スッキリして、前を向かなければと思う。この教えが私にとっては、ずっと大切なもの。いつか、こんな風に私も誰かの支えになりたいと思った。

この時に頂いたアドバイスは、「できるだけ未来のことだけを考え、思い詰めないこと。」「笑って楽しく、くだらないことを言って過ごすこと。」「本当は3つくらい病院に行った方がいいのだけど、岐阜では難しいよね」そんなことも話をしていた。癌と分かっているのに、O病院で再検査をするのは何故?と思っていたけれど、なるほどと思った。「お世話になっている鍼灸師の先生に気を分けてもらうのもよいんじゃない?」そんな話もしていた。

この日、妹夫婦が子供達を見てくれていたので、NSさんとゆっくりお話ができてとても有難かった。お忙しい中ご連絡をくださったことも、「いつでも連絡しておいで」と言って下さったこともとてもうれしかった。単純な私は、「こんなことでめげていてはいけない!絶対治して、子供達も主人も幸せにするんだ!」と思った。NSさんとお話をして気持ちはかなり前向きになる。

この日の夜、NSさんから別件でLINEを頂いた。「多肉植物のお話、寄せ植えをされていらっしゃるそうで、芽を切っても、切った芽から、根や芽が出てくるのだそう。生きるんだって思うから、芽が出る、水くれ、栄養くれ!って根が出る。人間も自然の一部だから、過酷な状況にいるからこそ、芽や根が出るのだ」という内容だった。「癌」という辛い現実だからこそ出る、芽や根。今がその時なのかもしれない。

そして、私は、いつも周りにしてあげるばかり、自分が頑張るばかりだったなって気付いた。私が頑張らないと、私がしてあげないとって、今日の日中も「私が子供達も、主人のことも幸せにしてあげないと!」と、私はいつも自分でがんばって、自分がしてあげるばかりだったことに気付く。人のために、それはとても大切なことだけど、時には助けてもらって、誰かの手伝ってもらって、そんなお互い様の関係であることが良い人間関係だなって思った。私は生きている。恥ずかしいことなんてない。私は子供たちのため、主人のため。泣いてくれた皆のために生きるんだ!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

コメント

お名前

ウェブサイトURL

CAPTCHA