【Yさんの闘病記 4】お互い様をつくっていく

平成30年2月14日
息子がおねしょをしてお布団を干したり、いろいろしていてお昼寝をしそびれてしまった。夕方、お友達のSちゃんが遊びにきてくれて、いろいろ話をした。彼女もいろいろ病気を抱えている。身近に病気を抱えている人って多いんだなって改めておもう。Sちゃんも乳癌検診で精密検査が必要だと言われたようだけど、そのままになっていると言っていた。現実を知るのは怖いし、自分は大丈夫だという気持ちもあるよね。私もそうだったと思う。自分事になったのは、癌だと言われてからかもしれない。でも皆にリスクがあるんだよね。Sちゃんにも精密検査を受けてねって言った。早く見つかった方がいいし、何ともなければ、安心なんだから。Sちゃんは言っていた、自分が病気になったら、子供の預け先がない。母はとてもこられないし、主人の実家は遠いから。そんな不安を抱えているお母さん、きっと地域にはまだまだいると思った。地域の皆様とも、「お互い様」を作っていくことが大事だなって思った。

平成30年2月15日
今日はよく遊びに行っている支援センターではなくて、少し遠いところへ遊びに行った。よく相談に乗ってもらっているK先生はお休み。子供達と公園に行ったけど2人で喧嘩、とても寒くて私もイライラしてしまった。疲れた。楽しい音楽を聴いてもダメだった。子供達に悪いことをしたな、ごめんね。雨はいつまでも続かない土砂降りも楽しもう!「やってみよう」の歌詞が頭に残った。

平成30年2月16日
今日は一日どうしても明るいイメージが沸かず辛い1日だった。娘が外に出るのを嫌がり一日中家で過ごした。ゆっくり昼寝もした。空腹になるとイライラが増すので、ご飯をしっかり食べるようにしている。でもあまり食欲はない。気持ちの不安定さ、先の不安から子供たちを大きな声で怒ってしまうこともある。自己嫌悪に陥る。昨日夜、ヒロ君と相手の立場に立って考える時、固定概念があると見誤ってしまうことがあるという話をしていた。子供達のことも、この子はどういう子なのか?という背景を考えることはとても大切だけど、それがこの子はこういう子だからという決めつけであってはいけないと思った。ヒロ君は辛いなら思い切り泣けばいいと言ってくれた。辛い時だから、一緒に悩むし、子供達は私を見て、心配でどうしようと思っていたのかもしれない。私は家族が辛そうにしているのが、一番辛い。悩ませてしまって申し訳ないと思う。一緒に悩まれたり、一緒に悲しまれると辛いのだよ。大切な人が悲しんでいる姿が、一層悲しみを深める。病気を抱える人にとって、ストレスの少ない環境って、泣きたいときに思いっきり泣けることも大切かもしれないけど、泣くだけ泣いたら、前を向こうって、治ることだけ見て歩こうって、一緒に悲しみに沈むのではなくて、一緒に歩み前に進んでいく支援者のいることではないかなって思う。私は私で、人に助けて頂くこと、苦しいときに「助けてくださいお願いします」と周りの人にお願いをするということ。忘れないように、繰り返し繰り返して、しっかり身に刻んでいきたいと思う。
フィギアの羽生君をテレビで見た。けがで氷上に上がれなかった間、何を思っていたのか?その経験が、羽生君にとってどんな意味があったのか?この経験も私にとって必要なものなのだろう。今はいろいろ考えず、自分の体を治すことだけ考えよう。