本当に豊かな人生を歩みたいなら

ミネルヴァインタビューの第2回目は。。。

「サラリーマン梅さんの論語」で、ユニークな論語解説を展開されている梅さんこと梅原高司さんに、お話を伺いました。

———————-

— 梅原さん、本日はお忙しいところ、お時間を頂戴し、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

はい、こちらこそよろしくお願いします。

— 論語解説コラムを、いつも楽しみに読ませていただいております。梅原さんはコラムのタイトルにあるように、普段はサラリーマンをされているとのことですが、具体的にどのようなお仕事をされているのですか。

普段は小売業、主に生鮮食品を販売する会社に勤めており、中でも鮮魚を扱う部門の管理責任者を任されております。
日々、同じ職場に勤めるスタッフの皆さんと協力しながら、来店してくださるお客様に喜んでもらい、少しでもお店が良い方向に向かっていけるよう勤めています。

— なるほど、チームワークの必要なお仕事ですね。論語を読まれるようになったきっかけは何でしょうか。また、論語を読まれるようになって、何かご自身の生活に変化はありましたか。

もともと古典には興味を持ってはいたのですが、日頃お世話になっている方から勧められて、読み始めたのが始まりです。
それまでは感情的に振る舞うことが多く、ちょっとした他人の一言でも気になってしまうことがありました。
それが論語を読むようになりまして、冷静に周りを観られるようになることで、感情的に振る舞うことも少なくなりました。
そのためでしょうか、心身共に落ち着いた生活を送れるようになりまして、以前のように体調を崩すことも殆どなくなりました。

— 論語を読んで実践することが梅原さんの健康にも良い影響を及ぼしたということですね。

はい、病は気からと申しましょうか、論語の内容を実践することで精神的に落ち着けたことが大きかったと思っています。

—そうなのですね。梅原さんの論語解説は、現代で家庭や職場での対処にも繋がる事例が多く織り込まれていると思いますが、そのアイディアはどこから来ているのでしょう。

論語の解説をしていく中で、普段の自分の身の回りで起きていること、または自分自身が実生活において論語の内容を実践しながら直接経験したことを思い浮かべながら解説をさせていただいております。

—だから、梅原さんの論語解説を読むと、具体的にそのシチュエーションが頭に浮かぶのですね。
梅原さん自身はどのようなことを一番に伝えたいと考えて解説を書かれているのでしょうか。

今の世の中はいろいろな情報が飛び交い、変化のスピードも早くなってきています。
その中で、もし自分自身が大切な人たちと豊かな人生を送りたい、もしくは、心身ともに健康で穏やかな生活を過ごしたいと思うのであれば、絶対に原理原則や正しいやり方を知っておく必要があります。
それら全てが書かれているもの、それこそが論語だと考えております。

— なるほど、 心身ともに健康で豊かな人生を送るには、原理原則、正しいやり方をまず知る、学ぶことが大切、そしてその全てが書かれているのが、論語という訳ですね。
最後に、ミネルヴァシンクタンクの理念にある「美と健康」を学ぶに関して、論語の中に何か教えがある一節があれば教えてください。

いくつかありますが、そうですね、例えば論語の中に次の一節があります。

【士にして居を懐うは、もって士となすに足らず】

訳:普段の生活において安楽な生活を求める人間は立派な人物とはいえない

今の世の中様々な誘惑が満ち溢れています。
それらに溺れてしまえば、自堕落な生活を過ごすことになります。
それにより、心は病み体調にも影響が表れ、結果、健康的な生活を送ることができなくなります。
そのような人間に豊かな人生を送ることはできません。
もし、ご自身の思いが本当に心の底から望むものであれば、普段から暴飲暴食を避け、自堕落な生活をすることなく、自分自身を抑制していく必要があります。
それこそが、普段から美と健康を追求するにおいて、最も大事なことではないかと考えております。

— 本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。勤勉なお人柄が垣間見られたお話でした。これからも「サラリーマン梅さんの論語」を楽しみにしております。