本当の意味で相手との人間関係を築いていくには

いずくんぞ侫を用いん。人にあたるに口給をもってすれば、しばしば人に憎まれる。その仁を知らず。いずくんぞ侫を用いん

注)侫:媚びる、へつらうという意味
口給:口達者という意味

世の中、人は口が達者な方がよいとされることが多い。

たしかに相手にこちらの意志を伝えたりするときには、話すのが下手より上手い方が良いには違いない。

だがあまりにお喋りが度を過ぎれば、逆に相手に不信に思われることもある。

ところで、普段自分を口下手だと思っている人は、そのことを自分の欠点だと感じている。

そのような人に対して、口下手を短所ではなく逆に長所だとして褒めたらどうだろう。

もちろんその理由も付け加えながら。

最初は相手に驚かれるだろうが、なにより自分のことをよく観ていてくれているという安心感を相手に与えることができる。

さらには今まで相手自身気がつかなかった自分を知ることで、自分自身に自信を持てるようになる。

そして、相手から気づきを与えてくれたことに感謝され、お互いに信頼関係を築けるようにもなる。

人はとかく物事を一方向からしか捉えることができない。

本当は長所であるはずのことを短所と思い違いしてしまい、できることもできなくしてしまっている。

そこを気づかせてあげることができれば、相手はもちろん自分自身も成長することができる。

これこそが、本当の意味で相手との人間関係を築いていく道なのである。