自らを抑制し、他人との共存を可能にせよ

人の性、生まれながらにして利を好むあり

どんな人間であっても、大なり小なり利益に左右される一面がある。
これは、事実であり、仕方のないこと。
なぜなら、人は感情の塊として、この世に生まれてくるから。
だが、そのまま年を重ねていくと、他人に対して思いやる気持ちが育たず、いつも自分勝手に物事を進めようとする。
また、少しでも自分の思い通りにいかないと、周りの人間や出来事に対して恨みや妬み、憎しみを抱くようになる。
その結果、誠実を失い、嘘のつきあいや諍いごとが増えるようになる。

こうなっては、社会のなかで他人との共存は難しい。
それを防ぐためにも、まずは、自分自身の中の利益を欲する部分、つまり欲の存在を認めること。
そして、自らを律するためのルールや理念をつくること。
それにより、自らを抑制し、他人との共存を可能にすることで、豊かな人生を送ることができるだろう。